かけがいのない我が子、なによりも大切な我が子。
生まれた直後は、これからの未来に希望やワクワク、親になった喜びであふれていたことでしょう。
しかし、そんな我が子を育てていく中で、誰もが壁にぶち当たると思います。
育児ママ
寝ない、泣き止まない、ぐずり続ける、食べない、抱っこから解放してくれない…
親なのに我が子をどうすることもできないイライラやストレスから、
育児ママ
休みたい、休めない、もう無理、逃げたい、一人になりたい、育児向いてない…
と、負の感情・考えの沼に陥ってしまうことでしょう。
もちろん、私もそうでした。今考えれば、あれは育児ノイローゼでした。
夫に「親権はあげます、どうか家出してどこか遠くへ行かせてください」
なんて言ったこともあります(笑)
きっと、育児に疲れて負の感情ばかり抱いてしまうママ達は世の中にたくさんいると思います。
むしろ、子育てに疲れたことのないママはいないのではないでしょうか。
これを読んでわかること
- なぜ育児・子育てに疲れてしまうのか:7つの原因
- 育児・子育てに疲れた時にすべきこと:7つの行動と5つの精神
こんな方におすすめ
- 育児・子育てに疲れたママ
- 育児・子育てをもうやめたいママ
- 日々ワンオペで育児をしているママ
是非最後まで読んで、今日から少しでも明るい育児や子育てができるママが増えますように。
なぜ育児・子育てに疲れるのか?
自分の思うように行動できない
赤ちゃんは
- まだまだ一人では何もできません。
- その為、ママが全てのことをやってあげる必要があります。
- 赤ちゃんが何か訴える時は「泣くこと」でママに伝えます。
- ママは、赤ちゃんが泣いていたら駆け寄って泣き止むように行動します。
この一連の流れの中にある「泣き」はいつ起こるか分かりません。
従い、ママは何かしようと思っても、中断して赤ちゃんのお世話をすることになります。
これが24時間365日続くと、人間は誰だって不自由さを感じるでしょう。
赤ちゃんでなくとも、イヤイヤ期の1歳や2歳、3歳の子供でも同じです。
まだまだ手のかかるうちは、ママがやってあげることが多すぎて、ママは自分のやろうとしていたことを邪魔されずにやり終えることは難しくなってしまうのです。
自分の時間がない
赤ちゃんや子供のお世話に追われて、自分の時間がなくなるのが大半のママ達です。
お世話が終わったら落ち着いている間にあれをやらなきゃ、これをやっておこうという思考になるでしょう。
でも、ママも一人の人間です。誰だって自分の時間は欲しいし、やりたいことがあります。
しかし、ワンオペの生活をしていると自分の時間はどこにもなく、気づいたら1日が終わっていたなんてことも。
人と話す機会・時間がない
まだ動けない新生児や低月齢の赤ちゃんの場合、公園に行くこともできないし、お出かけも一苦労なので家にこもりがちになってしまいます。
赤ちゃんとママだけで家にいると、話し相手はおらず、「今日は誰とも会話せず1日が終わった」なんてこともあるでしょう。
ささいなことでもいいから話したいのに、話し相手がいないと孤独につながるのです。
睡眠不足
新生児・低月齢の赤ちゃんや夜泣きをする子は夜中に泣いて起きるので、ママは睡眠時間が削られます。
睡眠不足の翌日は眠気に襲われますが、赤ちゃんがいたら好きな時に眠れません。
また、睡眠不足が続くと疲れがたまってとれません。
睡眠不足は心にも身体にも負担がかかるのです。
気が抜けない
まだまだふにゃふにゃの新生児や低月齢の赤ちゃんでも、動き出した赤ちゃんでも、歩き出した赤ちゃんでも、どのステージでもいつも目を見張っていないと何が起きているかわかりませんよね。
1歳、2歳、3歳も同じです。この遊びに危険はないか、今これをしたらイヤイヤならないか、静かだけど大丈夫かな?と子供の様子を伺いながら日々過ごしています。
結果、ママは赤ちゃんに目を配るのが習慣になり、常に気を張っていることになります。
やることが多すぎる
そもそも赤ちゃんのお世話でいっぱいなのに、そこに家事が加わるとママのやることは膨大です。
洗濯しないと洗濯かごに洋服がたまる一方だし、掃除をしないと家が汚くなる一方だし、ご飯を作らないとお腹が空くし…
と、自分が動かなければ家が回りません。
怒ってばかりで自己嫌悪に陥る
子供が悪いことをしたら叱るのが親の務めです。
我が子相手では責任感を感じて、しつけなければいけないという考えになります。
しかし、誰でも叱り続けると疲れるし、いけないことをされ続けると怒りの気持ちが入ってきます。
その結果、感情的に怒ってしまって、後で振り返ってみるとママは自分が嫌になったり反省することもあるでしょう。
育児・子育てに疲れた時にすべきこと~行動面~
育児・子育てに疲れた原因がわかったら、解決できるためにまずは行動しましょう。
家事は手を抜く
家事は必要最低限にして、その分浮いた時間で子供とゆっくりしたり、好きなドラマを観てください。
洗濯物は適当に畳んでしまわずに出しておけば、また使う時にそこから取れば良いのです。
掃除は毎日きちんとしなくても良いのです。汚れが見えたらその部分だけ綺麗にすれば良いのです。
ご飯は毎食手作りしなくても良いのです。外食をしたり、ミールキットがある宅配サービスに頼って楽をすれば良いのです。
手を抜ける家事はとことん手を抜いて、楽を目指しましょう。
家事代行サービスや自治体の産前・産後ヘルパーを利用する
家事は手を抜くといっても、最低限のことさえできなかったり、反対に、家事がこなされた環境で過ごしたいという方もいるでしょう。
そんな時には、家事代行サービスを呼んで、掃除や洗濯、料理、片付けなど家のことをやってもらうこともできます。
当然コストがかかるので、負担を感じる場合は各自治体の産前・産後ヘルパーに頼むと良いでしょう。
家が回らなくなるのは嫌だ、でも自分一人ではやりこなせないという方は、一度サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
その分、ママは座っていられる時間が増えたり、子供と遊べる時間が増えますよ。
一時保育・一時預かりや親に子供を預ける
自分か夫の親に預けられる環境なら、甘えて預けてみましょう。
その親も子育てを経験してきているし、何よりも自分の孫なので喜んで預かってくれる方が多いでしょう。
両実家が遠方なら、自治体の子育て支援センターの一時保育を利用するのも手です。
私は両実家が遠方で頼れないので、我が子どちらも一時保育を利用したことが何度もあります。
おそらく子供を預けることに抵抗があったり罪悪感から行動に移せていないママは多いのではないでしょうか。
実際に私も自分の時間欲しさに預けることに対して罪悪感があり、上の子が0歳の時は実行できませんでした。
しかし、預ける=かわいそう、ではなく、預けることによるメリットに目を向けるようになりました。
ママから離れて遊ぶ練習、他の子供と関わる機会、初めての場所でも安心して遊ぶこと、などたくさんあります。
ママには思いつかなかった遊びを提供してもらえたり、良い刺激がもらえて成長のきっかけとなるのです。
また、自分自身も、数時間子供と離れることで、再会した時は笑顔で迎えられるし、また頑張ろうという気持ちにもなれるのです。
パートナー(夫)に相談する
パートナーである夫も我が子の親です。辛い、しんどい、助けてほしい、とSOSを出して良いのです。
家事を分担したり、仕事から早く帰宅してもらう、日中にも連絡をとって愚痴を吐かせてもらう、など自分がどうしたら今より楽になれるのかを一緒に話し合うことをおすすめします。
普段仕事をしていて育児や家事の大変さを目の当たりにしたことがなく、想像しかできない状況なら、きっとパートナーは自分の想像以上に大変であるということに気づいていない場合もあります。
もちろん、パパも日々仕事をしていて大変な毎日を送っていると思いますが、だからと言って育児や家事を一切協力してもらわないというのはおかしいです。
お休みの日に一度、ママが普段やっていることを実体験してもらうのも手です。
より一層寄り添って、育児や家事に協力的になって夫婦で育児の大変な時期を乗り越えてほしいです。
子供が寝ている間は好きなことをする
我が子が寝た隙に、たまった家事をこなす方も多いと思います。
しかし、疲れた時は放り投げて、子供の隣で一緒に寝ちゃいましょう。
寝ることで心も身体も休まって、元気に動き回ることができるのです。
また、好きなドラマを観たり、携帯ゲームをしたり、SNSを見ても良いでしょう。。
家事は起きてからなんとかすればいいので、自分のリフレッシュの時間にしてください。
子供が寝ている時間を自分の自由時間に充てて、自らをコントロールしてみてください。
ママ友をつくる
子育て支援センターや公園に行くと、同じママ達がたくさんいます。
子供同士が同じおもちゃで遊んだことをきっかけに話しかけてみると良いでしょう。
自分から話しづらい方は、”話しかけて大丈夫だよ”というオーラを出しておけば、相手から話しかけてくれることもあるでしょう。
ここで思い出してほしいのが、周りのママ達も同じような境遇であるということです。
同じように育児に悩んだり、育児に疲れていたり、人と共有したいという思いをもっています。
「もつべきものはママ友」という考えがあるように、ママ友だからこそ共感してもらえることがたくさんあるはずです。
ママ友をつくって話すことで、
- ストレス発散になる
- 自分にはなかった考え方が身につく
- 新しい情報がもらえる
のでメリットばかりです。
習い事を始める
親子で一緒に参加する習い事でも良いですし、母子分離の習い事でも構いません。
0歳~1歳のうちは親子で一緒に参加する親子スイミングやリトミック、ベビーヨガ、幼児教室などがあります。
普段自宅ではできない体験が親子でできて
- リフレッシュになる
- ママの運動不足解消になる
- ママ友ができる
機会です。
赤ちゃんに刺激も与えられますし、終了後は疲れて寝てしまう子が多いのでその間にママはカフェに行けたり自分も寝ることができるでしょう。
2歳頃からは母子分離の英会話教室や幼児教室に通えるようになります。
たった少しの時間でも、子供から離れて一人でお茶したりショッピングをするだけでもママのリフレッシュになるでしょう。
その間、子供も学んでいると思うと、ただ預けているだけではないのでストレスなく過ごせると思います。
育児・子育てに疲れた時にすべきこと~精神面~
育児・子育ては考え方を変えることで、楽になります。
完璧を求めない
育児と家事をどちらも担うママが、一人で完璧に両立させることはできません。
できたとしてもそれは何か月も何年も続くでしょうか。
完璧を貫き通せるのはロボットくらいでしょう(笑)
誰かの協力がなければ育児も家事も成り立ちませんし、続きません。
完璧主義ているとママが疲弊しますし、それが子供にも影響します。
いかに手を抜いてママがハッピーに過ごせるかが大事です。
自分を労わる
赤ちゃん・子供ファーストで生活するのももちろん良いですが、たまには自分を労わってください。
「ママだから我慢しなければいけない」という考えはもう古いのです。
甘いものを買って食べたり、美容にお金をかけたり、子供を預けて買い物をしたり…。
子供を産む前に当たり前にできた自分の好きなことをしてみてください。
周りから見たらほんのちょっとの出来事でも、育児に疲れたママにとっては非常に楽しい時間です。
自分を褒める
育児と家事をしていると、「〇〇をして当たり前」という精神になってしまいます。
世の中がそうだからです。
従い、日々の頑張りを誰も褒めてくれず、孤独を感じてしまいます。
でも、一人の命を育てているのだから、もうそれだけで十分ではないでしょうか?
そこに子供を連れてどこかへ出かけたり、仕事をしたり、家事をしたり、今夜のご飯は何をつくろう?と考えたり…
ママは皆、周囲から賞賛されるような過ごし方をしているのです。
なので、自信をもって「自分はえらい」「自分はすごい」「よくやっている」というマインドをもってください。
自分に余裕がないことを認識する
育児に疲れている時は、基本的に余裕がない状況ということです。
余裕がないから必要以上にイライラしたり怒ってしまったり疲れてしまうのです。
まずは今の自分を客観的に見て「自分は余裕がないのだな」と認めましょう。
そうすることで、自ずと休もうという気になれますし、自分を労わることもできると思います。
今日あったいいことを考える
育児に疲れるとすべての思考がマイナスに向いてしまいがちです。
1日の終わりはぐったりして、「育児やだなあ」と思ってしまいますが、ポジティブ思考に変えましょう。
小さなことでも良いので、大変な中でもその日にあった良いことを思い出してみてください。
「座って紅茶が飲めた」「ご飯が美味しくできた」「メイクができた」など自分のことでも何でも良いのです。
「今日も何もできなかった…」という感想で眠りにつくのではなく、ささいなことでもポジティブな出来事にしましょう。
まとめ:育児・子育てに疲れた時は、原因を探って、解決策を実行する!
育児・子育ても仕事と同じように、問題の原因を探し、その解決方法を考え、実行することが大切です。
ただ、仕事と違うのは、相手が不測の行動をする赤ちゃんや子供であるということです。
ましてやこの相手が、自分の愛しい存在で、守っていかなければいけない責任重大な我が子です。
様々な感情が入り混じって、自分を困惑させるのです。
でも、子育てを終えた世代からは「この大変な時期も今だけよ」とよく言われるように、本当に一瞬です。
「いつまで大変さは続くの?」と問いたくなりますが、「大変さ」が変遷するのです。
”大変だけれど赤ちゃんやまだ小さい子供としての可愛さ”があるのは今だけです。
その可愛さを味わえるように、育児に疲れた時は身体も心も休めるようにしてください。