我が家は図書館で借りてきた絵本を中心に、365日絵本の読み聞かせを続けています。
月間約20冊の絵本を読み、年間で200冊以上読んでおり、絵本が生活に欠かせない存在となりました。
絵本の読み聞かせは上の子が2歳頃から始めて、5歳になった現在、3年程続いています。
本記事では、そんな我が家の日課である絵本の読み聞かせの経験を元に書きました。
この記事でわかること
- 絵本の読み聞かせによって得られる効果とねらい
- 実際に絵本の読み聞かせを続けた体験談
- 何歳から読み聞かせを始めたら良いか
- いつ読み聞かせをするのか
- 絵本の読み聞かせのコツ
- 絵本の選び方がわからない時にどうするか
活字離れが進むこの世の中で、一人でも多くの絵本好きの子供が増えますように。
絵本の読み聞かせの効果・ねらいは?
絵本の読み聞かせの効果
- 言語力が身につく
- 想像力が豊かになる
- 集中力が高まる
- 感情が豊かになる
- 好奇心旺盛になる
- 親子のコミュニケーションが深まる
- 読書が好きになり、小学校入学以降につながる
絵本は多くの言葉を知る機会となるので、当然のことながら言語力が上がります。
また、お話を理解する中で想像力がつき、登場人物の気持ちを理解しようと感情が豊かにもなります。
真剣に聞くことで自ずと集中力も高まり、「次のページは!?」と好奇心も芽生えるでしょう。
そして親と子のスキンシップの場ともなるのです。
こうして子供が絵本好きになると、小学校に上がってから読書の習慣が身につき、国語力は高くなるでしょう。
実際に絵本の読み聞かせを続けた結果…
我が家では毎日絵本を読んでいます。
5歳になる娘に3年程絵本の読み聞かせを続けた結果、感じたことをまとめました。
語彙力が高い
上の子が2歳頃から始めた毎日の絵本の読み聞かせ。
3年程経った今、上の子は、
- 絵本好きになった
- 語彙力が高い
- 自分の気持ちを言葉で表すのが得意
- 集中して1人で絵本を読める
- 「なぜ?」とあらゆることに疑問を持って知りたがる
などと、絵本をたくさん読んできたおかげで得られたものが多いように感じます。
もちろん、子供それぞれの生まれもった性格にもよりますが、語彙力の高さは成長の中で身につくものです。
多くの言葉・形容詞を知っていると、自分の気持ちがマイナスな時に感情表現を言葉でするようになります。
ただ泣いて騒ぐのは赤ちゃんです。
言葉をたくさん知っていると、練習を重ねれば、子供は上手に気持ちを表すことが誰でもできるようになるでしょう。
また、「○○はどうやって作られるの?」などと、物事に興味をもち、深く知りたいという欲をもつようになりました。
探求心を持つことで、あらゆる分野において知識が深まります。
絵本を読み続けて良かったと感じることは日常で多々あるのです。
寝かしつけ前のルーティーンの流れが良い
我が子は2人共、絵本が大好きな子になったので、
「歯磨きとトイレを済ませたら絵本読むよー!」
と、絵本を読みたさに、寝る前の準備を着々と進めてくれます。
また、どんなにはしゃいで遊んでいても、寝かしつけ直前の絵本タイムで心を落ち着かせられます。
結果、心も身体も寝る体制になっているので、お布団に入るとすぐに寝るモードになるのです。
親子の時間が増えた
絵本の読み聞かせ中は、親も絵本だけに集中しています。
他に家事をしたり、携帯をいじることはできません。
従い、親子で心を寄せ合い、一つの絵本を通じて繋がれる時間になるのです。
1日の中で、家事で忙しくても子供は「ママこれやってー!」と多くの要求をしてきますね(笑)
しかし、親が絵本を読み聞かせする時間だけは、子供にたっぷりと愛情を注げる時間となり、子供の情緒も安定するのです。
絵本の読み聞かせは何歳から?
ずばり、答えは「いつからでも始めて良い」です。
0歳から始めて良いのです。
赤ちゃんが生まれて絵本に触れる機会が出てくるでしょう。
「何歳から絵本の読み聞かせをするべき?」
と、まだ言葉を理解できない乳児相手に絵本の読み聞かせは意味があるのかと疑問を抱くことでしょう。
しかし、お腹の中にいる時からママの声を聞いていますし、生まれてからも言葉を耳にしています。
そして赤ちゃん・子供は、親から聞く言葉を中心に言語能力を発達させていくのです。
パパやママがたくさんの言葉を降り注いで、言語力を身につけさせてあげてください。
既に2歳、3歳、4歳…と喋れるようになっても、何歳から始めても遅くはありません。
その年齢に合った絵本から得られる言葉や想像力は、必ず身につきます。
いつ読み聞かせをするの?
絵本の読み聞かせのタイミングは、そのご家庭のスケジュールに合った時で良いのです。
「この時間帯に絶対にやらなければ意味がない」
なんてことは一切ありません。
毎日できなくても良いのです。
もし習慣化したいのなら、決めた時間に絵本の良い聞かせを実行してしばらく続けてみるのはありでしょう。
我が家では夜、寝る前に読み聞かせの時間をつくっています。
お風呂・夕飯・歯磨き・トイレを済ませたら絵本を読むというルーティーンです。
寝かしつけ前の親子のスキンシップにもなり、子供も心を落ち着かせるための良い時間となっています。
絵本の読み聞かせのコツ
ある程度の抑揚をつける
棒読みでもなく、極端な抑揚でもない、若干の抑揚をつけましょう。
自然な口調で読むことで、子供も親の言い回しに気を取られず、絵本の世界に入っていけるでしょう。
子供の疑問には答えてOK
時々、読んでいる最中に「これ何?」などと子供に聞かれることがあります。
「集中して聞いて!」と返すのではなく、一回一回答えてあげた方が、子供も満足して絵本好きになるでしょう。
子供に質問や感想を求めない
絵本を読んでいる最中や読み終わった際に子供に質問・感想を聞くのはNGです。
「どうしてこうなったと思う?」
などと聞いてしまうと、集中力が途切れてしまいます。
また、感想を聞くと、まだ言葉で完璧に言い表せない子供にとってはストレスになります。
せっかく絵本の世界を心の中で楽しんでいたのに、その余韻に浸る時間を親が壊してはいけません。
聞いてくれない時は中断する
絵本の読み聞かせを嫌がる子、聞かない子に無理して振り向かせようとするのはやめましょう。
読んでいる最中に他のおもちゃに逃げてしまったら中断してOKです。
今は読みたい気分ではないのかもしれませんし、おもちゃで遊ぶ方が楽しいと感じたのかもしれません。
親がしつこく絵本を読もうとすると、絵本嫌いになってしまう可能性もあるので注意です。
また、毎日絵本を嫌がる子でも、いつかは絵本を読んでほしいと言ってくることがあるかもしれません。
親が楽しそうに絵本を読んでいる姿を見せてみるなどして、絵本に興味を持たせてみてください。
絵本の選び方がわからない…
名作・有名な絵本
どの絵本を読んであげたら良いのかわからない時は、王道を選ぶべきです!
自分が読んだことのある有名な絵本や、本屋さんで店頭に並ぶ名作など。
40冊そろったセット売りもおすすめです♪
その季節・月に合った絵本
その季節・行事にあった絵本を選ぶと、日本の文化や四季を覚えるという教育にもなります。
クリスマスならサンタさんの絵本、夏はプールの絵本など、どの月でもその時期ならではのお話は必ずあるのです。
↓1年間を学ぶきっかけになる絵本もありますよ♪
図書館を利用する
図書館には読み切れないほどの数の絵本が置いてあります。
そして市区町村が運営する図書館は無料です。
10冊まで一気に借りられたりと利便性も高いのでおすすめです。
その場で手に取って中身を見て、面白そうか・子供が好きそうかの判断もできますよ。
子供が手に取った本を選ぶ
子供と本屋さんや図書館に行くと、手に取って絵本を見たがるでしょう。
本屋さんは商品なのハードルが高ければ、図書館に行って子供に選ばせてみましょう。
「こういう絵がすきなんだなあ」
と予想外に思うこともあるかもしれません。
また、子供が自分で選んだ絵本は、喜んで読みたがります。
絵本好きにするには、自分で選ばせた絵本を読んであげると良いですよ。
まとめ:絵本の読み聞かせはメリットばかり!
お子さんにたくさん絵本を読んであげると、語彙力や集中力、感情表現力など様々な能力が上がります。
親と子のコミュニケーションの場ともなり、メリットしかありません。
絵本の読み聞かせ時のコツをつかんで、お子さんと絵本の世界を楽しんでください♪