ワンオペで育児をしているママ達は、世の中にたくさんいます。
私もその一人で、下の子が生まれた最初の一年は、お風呂の時間が地獄でした。
下の子が生まれた時、上の子はまだ1歳代。
まだまだ赤ちゃん同然の上の子と、0歳の赤ちゃんを一人でお風呂に入れるのは困難極まりなく、お風呂の時間がくると憂鬱な時も多々ありました。
ましてや夕方という、ママ達は朝から動き回ってHPがほとんど切れそうな時間帯です。
それでも自分が動かなければお風呂に入るという工程は終わりません。
そんな当時、私がワンオペで赤ちゃんと上の子をお風呂に入れていた手順と、学んだコツを本記事でご紹介します。
これを読んで、
「ワンオペで0歳の赤ちゃんとのお風呂が大変!」
「ワンオペのお風呂はどこで待たせる?」
「赤ちゃんがいる状態で上の子のお風呂はどうすればいいの?」
「これから生まれる赤ちゃんと上のことのお風呂はどうしたらいいのだろう」
と悩んでいるママ達のお役に立てれば嬉しいです。
ワンオペ2人育児のお風呂の手順~0歳の赤ちゃんがいる場合~
①脱衣所にベビーラックを置く、または厚手のタオルを敷く
赤ちゃんを脱衣所で待たせるためです。
もちろん床に直に寝かせるのは床が硬くてかわいそうです。
普段リビングで使っているベビーラックを持ってきます。
なければ、厚手のバスタオルを折りたたんで敷けば、十分な簡易布団になります。
②①の上にお風呂後に着る服→オムツの順に下から広げて置く
すぐに着せたり履かせられるよう、広げて置いておくのがコツです。
➂②の上に濡れた身体を拭く用のタオルを置く
赤ちゃんを拭くので、②の洋服やオムツが濡れないように薄手のタオルは避けた方が良いでしょう。
④赤ちゃんの服をすぐに脱げる状態にして➂の上に置く
服のスナップボタンや紐はほどいておきましょう。
➄上の子と先にお風呂に入る
赤ちゃんは脱衣所で待たせておき、先に上の子とお風呂に入ります。
⑥上の子→自分の順番で洗う
上の子を先に洗って、湯船に入れて遊ばせながら、自分を洗います。
お湯が熱いと長く入っていられないしかわいそうなので39~40度にし、安全性を考慮してお湯は浅くはると◎
⑦脱衣所で待っていた赤ちゃんを洗う→自分と一緒に湯船へ
最後に赤ちゃんを洗います。
そしてここでようやく、自分も赤ちゃんと一緒に湯船に入ります。
⑧赤ちゃんを先にぱぱっと拭いて、オムツだけは装着する
③の上に置いて簡単に赤ちゃんを拭き、オムツだけは最低限つけておきます。
冬場は寒いので、脱衣所を温めるか、バスローブを使うと良いでしょう。
⑨上の子→自分をぱぱっと拭いて、上の子の保湿&パジャマを着せる
上の子のことを先に全て終わらせます。
自分はぱぱっと拭くか、バスローブを着ておくと時短になります。
⑩赤ちゃんの保湿&服を着せる
⑧で待たせていた赤ちゃんをもう一度しっかり拭いて保湿をし、服を着せます。
⑪自分の着替え
最後に自分の着替えをします。
⑧以降、少し時間が経ってしまうので、やはりバスローブがあると重宝するでしょう。
特に冬場のお風呂上りは寒いです。
子供優先の生活でも、ママが体調を崩しては困るので、自分を後回しにしつつも大切にできるアイテムに頼るのが◎。
0歳の赤ちゃんとのワンオペ2人育児のお風呂のコツ
①赤ちゃんの首がすわるまでは、沐浴でもオッケー
赤ちゃんの首ががくがくした状態で、上の子のお世話もしながらバタバタとお風呂に入るのは大変さが増します。
赤ちゃんの首がすわるまでは沐浴で済ませてしまっても良いでしょう。
日中の時間のある時に沐浴をしておくのでも良いと思います!
②バスチェアや赤ちゃん用バスマットを敷いて座らせておくのも◎
脱衣所で待たせる代わりに、首がすわったら使えるバスチェアがあります。
また、首すわりから使えたり、お座りができるようになったら使える赤ちゃん用のバスマットもあります。
赤ちゃんは成長するにつれて、脱衣所でベビーラックやバンボに座って待つのを嫌がるようになるでしょう。
バスチェアや赤ちゃん用のバスマットを浴室の空いているスペースに置けば、脱衣所で待たせずに赤ちゃんと一緒に浴室にいることができます。
➂沐浴の時に使用したベビーバスに「ずり落ち防止機能」がついているのなら、沐浴後も使える
沐浴時に使うベビーバスの「ずり落ち防止機能」、つまり、股の部分にストッパーとなる出っ張りがあると、赤ちゃんから手を放して待たせておけます。
しかし、赤ちゃんが寝返りを始めたら危険ですので使うのはやめましょう。
④脱衣所で泣きながら待っている赤ちゃんには感謝を伝える
ママの顔が見えなくなると泣いてしまう赤ちゃんもたくさんいるでしょう。
そんな赤ちゃんにはついつい「ごめんね」とばかり言いたくなりますが、赤ちゃんも立派な人間です。
ママが悲しい顔をして「ごめんね」とばかり言うと、脱衣所で待っていることが”悪いこと”に感じます。
代わりに「待っててくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
自然とママも顔が明るくなり、「ありがとう」の言葉のおかげで罪悪感も減るでしょう。
赤ちゃんとのお風呂に使える便利なアイテム
まだまだ手のかかる赤ちゃんとのお風呂は1秒1秒が勝負です。
大変な作業を乗り切るには、便利なグッズを用意して少しでも楽なお風呂タイムにしましょう。
①ベビーラック(ハイローチェア)
手動と電動の2タイプがあります。
電動の方が高価なものになるので、用途に合った方を選ぶと良いでしょう。
②バンボ
首がすわると使えるようになるバンボは場所をとらずに赤ちゃんを座らせておけるので便利です。
専用テーブルもつければ、おもちゃを置いて遊ばせておけます。
➂バスチェア
濡れても大丈夫なバスチェアはママと一緒にお風呂に入ることができるので安心できるアイテムです。
④赤ちゃん用バスマット
お座りできるようになると使えるバスマットは安価で手に入るので、導入しやすいでしょう。
➄ベビーバス
沐浴をするためにほとんどのご家庭が用意するアイテムでしょう。
折りたたみタイプやエアータイプ、ずり落ち防止機能がついたものなど機能は様々です。
各ご家庭の生活スタイルに合ったものを選びましょう。
⑥赤ちゃん用バスローブ
ポンチョタイプやベストタイプ、ガウンタイプなど種類は様々。
敏感な肌の赤ちゃんに適したオーガニック素材のバスローブや、吸水性に優れたパイル地、ガーゼ生地など素材も様々です。
バスローブは出産祝いなどの贈り物にも人気です。
⑦大人用バスローブ
ちょっと良さげなバスローブを身にまとえば、気分も上がります♪
自分の身体を冷やさないよう、バスローブを羽織ってお風呂後のバタバタを乗り切ると良いでしょう。
⑧お風呂で使えるおもちゃ
赤ちゃん用と上の子用とで分けて用意すると◎。
上の子には浴室の壁にくっつけられるものや、湯船に浮かせられるもの、水を流すとシャワーとなって出てくるものが良いでしょう。
赤ちゃん用には誤飲しないよう、大きめのおもちゃを選ぶのがおすすめです。
まとめ
大人が一人で、0歳の赤ちゃんとまだまだ手のかかる上の子のお風呂を入れるのは至難の業でしょう。
上の子がイヤイヤ期と重なった場合、さらに体力を使いますし、メンタルがやられてしまうこともあるでしょう。
でも、お風呂は毎日入るもので、避けては通れないこと。
大変なことは先輩ママ達の知恵や、世の中にあふれている便利グッズを大いに頼って乗り越えましょう。
赤ちゃんや子供はどんどん成長していくものです。
渦中にいると毎日が必死で泣きたくなることもありますが、数年経てば良い思い出となります。
この記事を読んで、ワンオペで生活しているママのお風呂タイムが少しでもハッピーなものになりますように!