「子供を産むなら2歳差がいいな!」
「きょうだいの年齢が近い方が一緒に遊べる」
などと、2歳差で子供をつくるメリットはたくさん聞きます。
しかし、念願かなって2歳差で子供にめぐまれても、
「2歳差育児はしんどかった…」
「24時間大変…」
と、理想と現実がかけ離れていて、涙を流しながら育児をしている方も多いのではないでしょうか。
私自身、2歳差で子供が欲しく実際に叶ったのですが、現実は過酷でした。
「いつになったら楽になるの?」
と毎日考えてしまった時期がありました。
本記事では、そんな私の実体験から、2歳差育児のメリットや大変なことをお伝えします。
こんな方におすすめ
- 2歳差育児がしんどい人
- 2歳差で子供を産んだが、先が見えずつらい人
- 2歳差で子供が生まれる人
- 2歳差で子供が欲しい人
- 2歳差で子供を産むか迷っている人
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2歳差育児で大変なこと
2歳差で子供を産む・産みたいと思うご家庭は世の中には多いでしょう。
しかし、年齢が近いがために起きる大変なこともたくさんあります。
下の子が0歳の時、上の子はまだ1歳~2歳で赤ちゃん同様
下の子が生まれた時、上の子はまだ1歳か2歳で、世の中で言ったらまだ赤ちゃん。
まだオムツでしょうし、1人で着替えなどの支度もできず、親がやってあげなければいけない場面ばかりです。
たとえ下の赤ちゃんの授乳や頻繁なオムツ替えで忙しくても、ママを求めてくる上の子の相手をしなければいけません。
家には赤ちゃんが2人いるも同然です。
上の子が赤ちゃん返りをする
これまで自分でできていたことも、赤ちゃんのように「できない!」という態度・赤ちゃん返りをする子は多いでしょう。
下の子が生まれたことで、「それまで独り占めできていたパパやママがとられてしまう!」と子供ながらに不安になります。
その結果、必要以上に甘えたり、赤ちゃんの真似をしたりと、赤ちゃんに戻ったかのようになるのです。
下の子のお世話に追われながらも、上の子の赤ちゃん返りに対応するのはとても大変でしょう。
上の子がイヤイヤ期の場合もある
下の子が生まれた時、上の子が1歳や2歳だと子供によってはイヤイヤ期に突入する/している場合があります。
なんでも嫌がり、親が望む方向には事柄が進まず、イライラするでしょう。
赤ちゃんが生まれたことがきっかけで、イヤイヤ期に入る子もいます。
しっかりイヤイヤ期と向き合って相手をしたくても、下の子がいるとどうしても構ってあげられない時が多いでしょう。
ケンカは日常茶飯事
下の子が成長し、上の子のおもちゃを使うようになったり喋れるようになると、ケンカが始まります。
はじめはおもちゃの取り合いからスタートし、さらに年齢が上がると今度は口喧嘩も加わるでしょう。
年齢が離れていれば、上の子はある程度の我慢もきくので、お兄さん/お姉さんの対応をしてくれます。
しかし、2歳差の場合は年齢が近い分、精神年齢も近いので、どちらかが譲るということが難しいのです。
人手が足りない
2歳差育児は小さな赤ちゃんと大きな赤ちゃんがいるようなもの。
大人が一人で太刀打ちできるような相手ではありません。
「もう一人大人がいたらなあ」
「ママである自分がもう一人欲しい」
と思ったことのある方は多いでしょう。
ワンオペでの2歳差育児は、単純に人手不足が原因であるがゆえに大変なのです。
食事やお着替え、トイレ、そして遊び相手とママは大忙し。
合間をぬって、下の子のお世話、さらには家事が待っており、休む暇はありません。
2歳差で産んで良かったこと
2歳差で産んで大変なこともたくさんありますが、もちろん、2歳差で良かったこともあります!
一緒に遊ぶようになる
下の子が成長してできる遊びが増えると、自然と2人で遊ぶようになるでしょう。
好きな遊びや、遊ぶ内容が似たものになり、お互いが遊び相手になるからです。
下の子がお話をできるようになったことも理由の一つで、2人で会話を楽しんでくれます。
我が家も上の子が4歳、下の子が2歳半頃にだんだんと2人で遊ぶようになりました。
年齢が近いと、好きなおもちゃや遊び方が似ており、一緒に遊ぶことが楽しいのです。
赤ちゃん期・子育て期が短く済む
上の子が生まれた日から始まる子育ては、下の子が巣立つまで続きます。
つまり、上の子と下の子の年齢が近ければ近いほど、子育ての始まりと終わりの間隔も短いのです。
2歳差育児は、下の子が生まれてからしばらく大変です。
しかしその分、あっという間に子育てが終わるでしょう。
下の子の育児は新しい記憶でできる
上の子の時に経験したことは、またすぐ下の子で繰り返されます。
下の子がやるだいたいのことは、上の子も通ってきた道です。
「上の子が昨年やったことを今年、下の子がやっている」という事例はたくさんあります。
子供達の年齢が離れていると、「あれ?上の子の時はどうだったっけなあ」と忘れてしまうことも多いでしょう。
しかし、2歳差で産むと親の育児の記憶も新しく、覚えていることも多いので、慣れたまま下の子の対応ができるのです。
下の子は上を見て勝手に育つ
「下の子はできるようになるのが早い」という言葉をよく聞くでしょう。
それは、お手本である上の子が目の前で披露してくれるのを間近で見られるからです。
特に、きょうだいの年齢差が小さいと、上の子が取り組む内容は下の子でもできるレベルであることが多いでしょう。
トイトレや着替えをはじめとした身支度や、手先を使った遊び、運動など、さまざまなジャンルにおいて下の子は早いのです。
勝手に下の子が習得してくれるので、親は教える必要もなく、楽に感じるでしょう。
2歳差育児はいつ楽になる?
望んで2歳差育児にしても、現実は想像以上に過酷で毎日しんどい…
それでも、確実にいつかは楽になる時がきます。
もちろん、子供が成長するとともに悩みの種類が変わるので、悩みがなくなることはないでしょう。
しかし、子供に手がかからなくなることは事実です。
それはいったい、いつなのでしょうか?
上の子が一人でできることが増えたら
上の子が3歳~4歳頃になると、一人で着替えができたりトイレトレーニングが完了します。
食事のサポートも減ってくるので、ご飯を並べれば基本的には介助なく一人で食べてくれるでしょう。
このように、上の子が自立するようになると、親の手が不要になるため、下の子のお世話に専念できるのです。
これまで目を配っていた対象が減るので、体力的にも精神的にも肩の荷がおりるでしょう。
上の子が入園したら
自宅保育をしているご家庭の場合、上の子が幼稚園や保育園に入園すれば、日中は下の子の面倒だけで済みます。
単純にお世話をする人数が減るので、楽でしょう。
特に下の子には、ママが子育てに慣れている状態で接することができます。
そのため、「上の子が園にいる間は休憩と同じ」と思う方も実際多いのではないでしょうか(笑)
2人で遊ぶようになったら
子供達が一緒に遊ぶようになると、ママがいなくても2人で遊んでくれます。
その間にママは家事ができたり、ほっと一息つくこともできるでしょう。
私自身も、「遊んでいる間に夕飯がつくれた!」「洗濯物が干せた!」と喜んだ記憶があります。
子供達の機嫌をみながらヒーヒー言って家事をしていた日常は、気づいたら遠のいていました。
上の子の性格次第?
2歳差育児が楽になるタイミングは、正直、上の子の性格にもよるのではないでしょうか。
上の子がはじめから一人で遊んでくれるような子なら、はじめから下の子に専念できるのです。
また、上の子の赤ちゃん返りやイヤイヤ期がない場合も、下の子を産んだ0歳の時から楽でしょう。
一方で、上の子のイヤイヤ期がひどかったり、3歳や4歳になっても癇癪がひどくて大変!という場合は、まだまだ手がかかります。
このように、各ご家庭によって、2歳差育児の肩の荷がおりる時期はそれぞれでしょう。
これも産んでみないとわからないもの。
子供それぞれ生まれ持った性格があるので、思い描いていた2歳差育児ができる方は少ないのではないでしょうか。
それでも、どの家庭も、どのような形であれ「必ず2歳差育児が楽に感じる時は訪れます」!
スピードは各々ですが、確実に子供は成長するので、焦らずにしんどくても踏ん張ってみてください。
まとめ:2歳差育児は大変だけれど、メリットもたくさん!
2歳差で産んだことを後悔するほどつらい方がいらっしゃったら、
「とにかく今はやりすごしてください」
と言いたいです。
なぜなら、2歳差育児で良い点はたくさんありますし、必ず楽になる時がくるからです。
しんどいと感じた経験も、数年後はキラキラした思い出に変わるはず。
同じような悩みをもつママは世の中にたくさんいるので、一人で抱えずに乗り切ってくださいね!