トイトレママ
トイレトレーニングはいつから?
何歳から始めるの?
トイレトレーニングを始めるには、
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1歩けるようになる
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2簡単な意思疎通ができる
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3オムツのおしっこの間隔が2時間以上空く
といった要素が必要です。
その為、これら3つの要素がそろうのは早くても1歳半以降でしょう。
もちろん子供によって成長の差はあり、1歳半を過ぎても簡単なコミュニケーションができないからダメ、と言ったことはありません。
1歳代で難しそうなら、2歳になってからトイレトレーニングを始めても良いのです。
2歳のイヤイヤ期とかぶって始められないなら、3歳になってからでも良いのです。
おすすめの時期は?
トイレトレーニングの一番のおすすめの時期は夏です。
- お漏らししても冷えない
- 掛け布団が少ないのでお漏らしされても洗濯物が少なくて済む
と言った理由からです。
しかし、子供の始められそうなタイミングが冬なら、冬にスタートしても構いません。
私の2番目の子供は、本人がパンツを履きたいと言い出したことがトイレトレーニングのきっかけで、1月の寒い時期でした(笑)
トイレトレーニングを始める前の3つの心得
トイレトレーニングを始める前に、親が心得ておくべきことがあります。
うまくいかない&進まない時に必ず役に立ちますし、子供に対して良い接し方ができるでしょう。
1. トイレトレーニングを始めるタイミングは子供のやる気が出たら
「2歳になったからトイレトレーニングを始めないと!」
「3歳になったのにまだオムツだ…トイレトレーニングをやらないと!」
と焦る気持ちもわかりますが、子供がトイレでしたがらない限り、トイレトレーニングはできません。
トイレを嫌がっているのに無理やり連れていくと、怖い場所として認識してしまい、余計時間がかかります。
トイレに誘ってみて、OKが出たらトイレトレーニングを始めるタイミングが来たというサインです。
2. うまくいかなくても焦らない
「トイレ嫌がる」
「出る前に教えてくれない」
「いつまでトイレトレーニングは続くの?」
順調に進まない理由は様々あると思いますが、どんな状況でも焦りは禁物です。
親が焦ると、子供に伝わって悪循環です。
そこで焦った時に思い出してほしいことがあります。
ココがポイント
中学生になってもオムツの子はいない
ということです。
病気や障害がない限り、オムツはいつかは取れます。
まだ2歳や3歳でオムツがとれないことは問題でしょうか?恥ずかしいことでしょうか?
長い目で見てみると、2歳や3歳はほんの一瞬です。
「焦らなくてもいつかはトイレでできるようになる」
という考えを持って、楽しくお子さんと接してください。
3. 失敗しても絶対に怒らない&叱らない
お漏らしばかりされたり、またオムツでおしっこされたり…
そんな時に親はイライラして感情的になってしまうと思いますが、怒ると悪影響です。
いけないことをしたわけではなく、危ないことをしたわけでもありません。
はじめから完璧にできる人間はいないので、トイレでできなくても、お漏らししても、笑顔で対応してください。
「次はトイレでしようね~」
「大丈夫よ~洗えばいいんだよ♪」
と、自分に言い聞かせるように、優しい言葉を口に出してみてください。
トイレトレーニングを始める時に必要なもの
トイレトレーニングのグッズはたくさんありますが、まずは最低限の物だけで良いでしょう。
必要だと思った時に買い足した方が、物で溢れかえらずに済みます。
踏み台・台・ステップ
トイレに座った時に足を置ける踏み台は、
- まだトイレの床に足がつかない子供が踏み台で踏ん張れる
- 自分でトイレにのぼって座ることができる
という理由から、用意しておくと良いでしょう。
踏み台があると、大人もうんちをする時に踏ん張りやすくなりますよ♪
補助便座
自宅のトイレは大人のサイズである為、お尻が小さな子供はお尻が落ちてしまう怖さがあるでしょう。
補助便座を便座に乗せれば、子供も安心して座れます。
おすすめの補助便座は、取っ手がついていて子供がつかまりやすいものです。
3コインズの補助便座は横に取っ手が付いていて、且つ安価なので手に入りやすいでしょう。
ダイソーでも手に入りますが、取っ手はなく、とりあえず補助便座を買ってみたい方におすすめです。
パンツ
トレーニングパンツではなく、普通のパンツを指します。
「トイレトレーニング完了=パンツで過ごせてトイレでおしっこができること」です。
いきなりパンツを履きたがったり、パンツで過ごせそうなタイミングが突然やってきた時のために、あらかじめパンツは準備しておくと良いでしょう。
そして履くタイミングがきたら、すぐに履かせてみてください。
トイレトレーニングのやり方
①トイレに連れていき、おしっこを成功させる
トイレトレーニングの始め方に正解はありませんが、スムーズに進めやすい方法をお伝えします。
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1オムツにおしっこをする間隔が空いてきて、2時間前後空くようになったらスタート
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2トイレに誘ってみて、OKが出たらトイレに連れていく
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3トイレに座らせて、「シー」や「チー」と言いながらおしっこを促してみる
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4少し経っても出なければ、長居せず終了する
これをトイレでおしっこができるようになるまで繰り返すのみです。
成功した時は、大げさに褒めてあげてください。
「トイレでおしっこをする=楽しい、嬉しい」
という感情を抱かせて、またトイレでしたいという気持ちにさせてあげましょう。
おしっこが出ない場合は、出るまで座らせるのではなく、飽きてきそうなタイミングでサッと終わりにしましょう。また、その時に残念な顔をするのではなく、「また座ってみようね~♪」とコメントしてください。
②オムツ→パンツに移行する
子供の様子を見ながら、「パンツ履いてみる?」と聞き、OKが出たら履かせてみましょう。
ここで重要なのが、パンツを嫌がったら無理に履かせないことです。
また、一度パンツを履いたら、家の中では親の都合でオムツに戻さないということです。
外出する場合は仕方ありませんが、その時は、帰宅したらパンツに戻してください。
「家ではパンツを履いてトイレでおしっこをする」
という習慣を身に着けさせるためです。
パンツにすると、お漏らしが多くなると思いますが、最初の数日はそういうものだと認識してください。
こまめに子供に「トイレ行く?」と誘ってみると、お漏らしを防げる場合もあります。
トイレトレーニングを成功させるためのコツ
大人がトイレをしているところを見せる
子供しか家にいないときは、トイレのドアを開けておいて自分のトイレ姿を見せましょう。
恥ずかしく感じる方もいらっしゃると思いますが、子供にとって一番身近な存在はパパとママです。
その一番信頼できる人間の真似をするのが子供なので、「パパやママもトイレをするんだよ」と見本となりましょう。
子供がおしっこを成功させたときだけトイレの水を流させる
子供はトイレのレバーを流したがる傾向がありますが、「トイレでおしっこをできた時だけレバーを押して良い」というルールにします。
つまり、トイレが成功した時のご褒美にレバーを回すという流れにするのです。
おしっこが出なくてもトイレに座っただけでレバーを流していると、ただ座ればレバーを触らせてくれるという認識になってしまいます。
「トイレでおしっこできたね、そしたら自分でレバーを回して流してごらん」
という風に促しましょう。
日常の遊びにトイレを組み込む
おままごと遊びにトイレの要素を入れてみると、一連の流れを子供は覚えます。
また、トイレにまつわる絵本を読み聞かせることで、トイレでおしっこをするイメージがつきやすくなるでしょう。
我が家ではメルちゃんのトイレを使って、トイレごっこをしていました。
メルちゃんのトイレはセリフ付きで、且つ流水音があったりと本格的なおもちゃです。
子供が楽しんでトイレ遊びをして、実際の自分のトイレにも活かせると良いですね。
ご褒美シールを用意する
「トイレに座っておしっこができたらシールを1枚貼れる」というご褒美制度です。
ダイソーやセリアなどの100均でも、インターネットで入手できる無料のシール台紙でも構いません。
トイレトレーニング用のご褒美シール・台紙はたくさんあります。
アンパンマンやディズニー、パウパトロールなどの人気キャラクターを使えば、子供も喜ぶでしょう。
トイレトレーニングに困っている!Q&A
トイレを嫌がる、トイレトレーニングが進まない時はどうしたらいい?
思い切ってトイレトレーニングは中断しましょう。
イヤイヤされながら続けるのは、親子共々疲弊してしまいます。
いさぎよくやめて、また本人のやる気スイッチが入った時に再開しましょう。
再開した時には「以前の嫌がりは何だったの?」と思うほど、すんなりとオムツを卒業できるパターンもあるようです。
おしっこが出る前に教えてくれない、トイレで出ない
「いつも気づいたらオムツでおしっこしている」
「トイレに行くと、出ないと言う」
と言った悩みを抱えるご家庭も多いでしょう。
これは繰り返し「次はおしっこする前に教えてね♪」と優しく伝え続けるしかないでしょう。
その際、決してがっかりした顔を見せず、いつかはトイレでできると信じて「まあいっか」という気持ちでいてください。
外出先でのトイレはどうしたらいいの?補助便座なしだと困る…
トイレトレーニング中の外出時のトイレは、可能な限り、自宅と同じようなペースで進めると良いでしょう。
なぜなら、オムツを卒業してからも、外出時にトイレには行くからです。
「トイレに行く=生きている以上自然なこと」です。
もしパンツに移行したばかりで、外出時のお漏らしが不安な方はオムツを履かせても構いませんが、外出時もこまめにトイレに誘ってください。
そして帰宅したらすぐにパンツに戻して、オムツでおしっこをしてしまう事態を避けてください。
また、外出先では補助便座がないトイレがほとんどですが、親が支えて外でもトイレに行ける自信をつけると良いでしょう。
外出先のトイレが汚い場合もあり、私自身汚いトイレに入りたくないので、事前にトイレ情報は調べておくようにしています。
綺麗なトイレの場所(商業施設など)を把握しておいて、スケジュールに合わせてトイレに促すようにしていました。
それでも、トイレトレーニングを始めた頃のまだ間隔がつかめていないときは、公園のトイレなどあまり綺麗ではないトイレに行くこともあるかと思います。
その時期は、私はトイレが多少はマシで汚すぎない公園を選んで遊んでいました(笑)
うんちだけトイレでできない
おしっこがスムーズにトイレでできるようになっても、うんちだけはオムツでしたがるという子供も多くいます。
私の子供もそうでした。
なかなかトイレでしてくれませんでしたが、オムツを1パック使い切ったタイミングで試しに「もうオムツないよ」と伝えてみました。
すると諦めたかのようにトイレに行って、うんちに挑戦してくれたのです。
そして、一度成功すると、トイレでうんちをした方がお尻が汚くならないことを学んだのか、2回目からは嫌がらずにトイレでうんちをするようになりました。
うんちをトイレでしてくれるようになるのは子供の意識次第ですが、しっかりと意思疎通ができて、判断能力がついてくる3歳以降の方が進めやすいでしょう。
補助便座はいらないって聞くけれど…?
子供が平均より大きかったり、怖じ気ずにトイレに座れる性格だと、補助便座が必要なかったという方もいます。
また、補助便座があるとおしっこが補助便座についたり飛び散ることがあるので、子供自身が嫌がることもあるでしょう。
補助便座がなければ、その分足を広げられるので、特にうんちの時に力を入れやすいという意見もあるようです。
しかし、補助便座が必要かどうかは、トイレトレーニングを始めてみないとわかりません。
従い、まずはとりあえず100均や3コインズなどの安価な補助便座を準備しておくのは賢い選択でしょう。
おまるは使わないの?
おまるのメリットは、
- 1歳代でも踏ん張りやすい
- トイレ以外の場所でもおしっこができること
です。
1歳代でトイレトレーニングをする場合、トイレに踏み台を置いても足が届かない場合があるかもしれません。
そんな時はおまるが役立つと思いますが、個人的にはおまるでしか用を足せないようになることを懸念しています。
おまるは小さくて乗っかりやすいですが、本物のトイレは大きくて子供にとっては怖い存在とも言えます。
おまるに慣れすぎて、トイレを嫌がるようになる可能性があるのなら、初めからトイレで慣れさせた方が後々楽ではないでしょうか。
また、おまるは使用後は洗わなければいけない手間もあります。
トイレでおしっこをしてもらった方が、流すだけで楽ちんでしょう。
パンツは何枚くらい用意したらいい?
オムツからパンツに移行した時のお漏らしを考えると、6~10枚あると安心です。
一日に洗濯をする回数が1回だとして、起きてから寝るまでのトイレの回数分お漏らしをすると想定してみてください。
3~4枚では足りないことがわかるでしょう。
しかし、トイレトレーニング完了後のことを考えると、10枚も要らないと思います。
それでもオムツを卒業することに焦点を当てて、パンツは多すぎるくらい用意しておくことをおすすめします。
パンツを嫌がって履いてくれません
パンツに抵抗心を抱いている子供には無理にパンツは履かせないようにしましょう。
そして、人形に実際のパンツを履かせて遊んで、パンツは身近な衣類であることを認識させてください。
パンツに慣れてきたら、時々履いてみるか聞いてみてOKが出たらはじめてパンツを履かせましょう。
まとめ:トイレトレーニングは長い目で見て、無理せず進めるべし
トイレトレーニングをするのがいつからいつまでなのか、いつオムツを卒業できるのかは子供によって様々です。
同じ兄弟でもその子の性格によって時期は異なります。
そして、一度も失敗せずにパンツにできたという子はほぼいないでしょう。
親にとって大事なのは「いつまでトイレトレーニングが続くかわからない心配を抱え続けてストレスをためないこと」だと思います。
今しかない幼い可愛い時期に行うトイレトレーニング。
ママも子供も楽しくオムツを卒業できる時間が過ごせますように。